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小型船舶免許の種類について

ボート免許には、1級、2級、特殊、湖川、の4種類があります。級によってできることと、難易度の違いを、詳しく説明しています。

この記事を書いた人

大成

大成

ジャックスボートラインセンススクールの小型船舶操縦士免許のインストラクター。本職はWebエンジニアで、このサイトの運営者。船舶免許の制度をわかりやすく解説する記事を執筆しています。

小型船舶操縦士免許には、どんな種類があるの?

小型船舶操縦士免許の種類

小型船舶免許には、「一級小型船舶操縦士免許」「二級小型船舶操縦士免許」「二級小型船舶操縦士(湖川小出力限定)免許」「特殊小型船舶操縦士免許」の4種類の免許があります。

それぞれ解説していきます。

一級小型船舶免許

一級小型船舶免許

【航行可能区域】
全ての海域

*沿海区域から80海里(148.16km)より先を航行する場合は、機関士の資格をもった乗組員が必要となります。

【船の大きさ】
総トン数20トン未満・プレジャーボートは24m未満
*水上バイクは別途、特殊小型免許が必要です。

【取得の難しさ】
2級と比べて、遠洋に出られる級なので、そのために必要なスキルである「エンジンの知識」と「海図の知識」が追加される分、学科が難しくなります。実技の試験は2級と全く同じです。具体的には、2級で受験する学科試験科目、全50問に加えて、14問の「上級運航」という学科試験科目が追加されます。

【人気度】
当スクールでは2番目に人気の級です。釣りやマリンレジャーはもちろん、漁業に従事するような方も含めてほぼ全てに対応できるでしょう。

2021年の関東のデータ(海洋レジャー協会発表)では、全ての級の小型船舶免許取得者のうち、およそ25%の方が、1級免許を取得されています。

二級小型船舶免許

一級小型船舶免許

【航行可能区域】
平水区域および海岸より5海里以内(約9キロメートル)

【船の大きさ】
総トン数20トン未満・プレジャーボートは24m未満
*水上バイクは別途、特殊小型免許が必要です。

【取得の難しさ】
1級と比べて、遠洋に出るためのスキル「エンジン故障の対応」・「海図の取り扱い」が不要になるため、その分簡単になります。普通自動車免許の学科試験程度と捉えていただければ大丈夫です。

【人気度】
当スクールでは1番人気の級です。釣りやマリンレジャーはほぼ全て対応できるでしょう。

2021年の関東のデータ(海洋レジャー協会発表)では、全ての級の小型船舶免許取得者のうち、およそ37%の方が、2級免許を取得されています。

特殊小型船舶免許(水上バイク)

一級小型船舶免許

【航行可能区域】
平水区域および海岸より2海里以内(約3.7キロメートル)

【船の大きさ】
水上オートバイ(水上バイク)のみ

【取得の難しさ】
実技試験は、S時航行や、着岸・人命救助などを行います。学科は、小型船舶免許と比べて、簡易的な試験となります。学科の難易度は、原付免許の学科試験程度と捉えていただければ大丈夫です。

【人気度】
当スクールでは1番人気の級です。釣りやマリンレジャーはほぼ全て対応できるでしょう。

2021年の関東のデータ(海洋レジャー協会発表)では、全ての級の小型船舶免許取得者のうち、およそ36%の方が、特殊小型免許を取得されています。

二級湖川小出力限定小型船舶免許(湖川限定)

一級小型船舶免許

【航行可能区域】
湖・川

【船の大きさ】
5トン未満・エンジン出力15kW未満

【取得の難しさ】
普通の2級と比べて、学科試験が簡単になります。といっても、40問から10問減って、30問になるだけで、ほとんど難易度が変わりません。その代わりに海に出られなくなるなど制約が大きいので、最近はほとんど人気がなく、当スクールでも湖川ではなく、普通の2級を受けることをお勧めしています。

2021年の関東のデータ(海洋レジャー協会発表)では、小型船舶免許取得者の全体で、およそ1.4%の方が、湖川免許を取得されています。